状況ヒヤリング事例

従業員満足とはなにか?

 満足度調査のご依頼を受けるときに、大きく分けると次の2種類があります。

  • 会社の方針やそれにしたがって働くこと、またその業務環境に対する満足度=やりがい調査(仕事に対して前向きな社員の満足度をあげることが目的)
  • 職場の居心地や人間関係に対する満足度=(万人の不満足度をさげることが目的)

いずれにしても、従業員にぞんぶんに力を発揮して会社に貢献してもらいたいという思いがあることには変わりないのではないでしょうか?一方で、まったく質の違う満足度であることが理解いただけると思います。この両面から質問を構成しようとすると、質問項目が増えてしまい、精度が下がることが考えられます。

 まず、どちら寄りの視点で設計したいかをお聞きするようにしています。

よりよい質問設計をするため

 よりよい質問設計をするためには、貴社のことをそれなりに知っておく必要があります。業種や組織構成などの会社案内記載データはいうまでもありませんが、会社案内には載らないような情報が質問設計においては大変重要です。とくに「言葉」はかなり重要です。たとえば、大企業でも組織の形によっては、「上司」といったときに、必ずしも一人を示さないところもあれば、間違いなく一人を示す場合もあります。このような場合、上司という言葉の使い方を誤ると、質問の意味が大きく変わってしまうこともありうるわけです。ほかには、文章のクセというのもあります。たとえば、小さいことと思われるかもしれませんが、文章中に「、(読点)」をつかうのか「,(カンマ)」を使うのかで、その会社に馴染みのある文章なのかどうかが大きく変わることがあります。当然馴染みがある方が答えやすいわけで、微々たるものですが、会社によってはこれだけで回答率が変わることも想定されます。

可能であれば、何人(何グループ)かにインタビューを

 これは、企業の状況にも寄りますので、必ずお願いするものではありませんが、いくつかの層からヒヤリングをさせていただく機会をもらえるとより質の高い質問設計ができます。どうしても企画される方々だけと話していると視点が偏りがちです。現場の方にも一部現状についてのヒヤリングをさせていただく機会があると、より質の高い質問設計ができるものと考えています。