社名の由来

 当社が創業した2009年時点では冨山陽平のみでしたから、私自身のポリシーや仕事の信条のようなものを言葉に落としていくことから始めました。詳細は割愛しますが、大事にしてきたことは

「人・物事の本質を大事にしながら、有意義な変化をもたらすこと」

でした。これを社名に落とすと何になるか?と妻と色々紙に書き出しながら考えました。今でもその紙は大事にとってありますが、旧来から進化しながら生き残っている生き物、人、モノは何か?とか、同じような考えで社名をつけた会社はないか?とか色々と考えました。その結果行き着いたのが

「維新」

 ただ、そのまま使うのは如何にも面白くない。実際、維新と名がつく会社はそこそこありました。維新の前後に色々つけたりもしましたが、ピンと来ない。そこで、当時社名にひらがなを使うのが流行っていたので、「いしん」と書いてみましたが。。。?そこで思いついたのが、維新の由来を調べることでした。

 色々調べてみると、「維新」の出典は、中国の「詩経」という古典の中の「周雖旧邦 其命維新(周は旧邦なりといえども、その命これ新たなり)」という文章だとわかりました。この文の前後を読むと、これは、周の始祖である文王の人徳を讃えた詩句であり、「周はすでに古くからある国だけれども、天上で輝く文王の命は揺らぎなく、常に新しい」というふうに解釈できそうです。いわれてみれば、明治維新も似たようなところがあります。

 調べれば調べるほど、恐れ多いワードだということはわかってきましたが。「お客さまが元来持っている技術・伝統・価値観を活かしながら、新しい技術・新しい環境への適応力が組み合わさって、有意義に変化していくような支援がしたい。また、われわれ自身もそうありたい。」と考え、「維れ新たにす」から「これあらた」と命名しました。

 お客さまに「徳を積んでいる」と思っていただけるような組織・価値提供を目指していきたいと思います。

【参考】『中国の古典(19) 詩経 下』『Wikipedia(周、文王ほか)』ほか