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データ分析プロセス

「ごまかさない」「こねくり回さない」「こだわりすぎない」

 従業員意識調査の結果を活用するには、収集したデータを適切に可視化し、組織の現状を正確に把握することが不可欠です。複雑な統計手法を活用することよりも、データを正しく読み取ることに重点を置き、エンゲージメントの向上に向けた施策の立案に役立てることが重要です。

 当社は、各設問項目の得点が「高い」「低い」だけでは、全体像は見えないと考えております。貴社データにふさわしい統計分析手法を活用し、「ごまかさない」「こねくり回さない」「こだわりすぎない」という心構えのもと、実践的で活用しやすい分析結果をご提供いたします。

当社の分析アプローチ

「難易度の高さ」ではなく、「わかりやすさ」を重視

統計手法にこだわりすぎずに柔軟な姿勢で分析に取り組むことで、読み取りやすいデータと活用しやすい報告書を作成いたします。

  • 適切な分析方法の採用
  • データの透明性の確保
  • 読み手を意識したわかりやすい分析
  • 事務局メンバーとの協働による多角的な視点の導入
データ分析の公正さを維持するための徹底管理

当社では、以下の行為を厳格に禁止し、データの信頼性を確保いたします。

  • 回答期間終了後の回答対象者調整による回答率操作
  • 仮説に合わせたデータ分析の意図的な調整
  • データの妥当性・信頼性が低い場合の隠蔽
  • 都合のよい比較手法の恣意的な選択
  • 都合の悪い分析結果の非開示

当社のデータ分析プロセス

STEP
データ分析の準備
回答データの品質管理
  1. 必須回答の設定ミス:段階評価設問は中立選択肢補完を実施
  2. 設問文の誤り:軽微な誤りは注記付きで活用、重大な誤りは除外
  3. 字数制限の不具合:注記付きでそのまま活用
  4. 組織改編の反映漏れ:適切な注記を付けて活用
妥当性・信頼性の検証

妥当性の確認

  • 設問設計コンセプトとの整合性確認
  • 因子分析による構造の検証(必要に応じて)

信頼性の検証項目

  1. 回答率:80%以上の確保
  2. 不誠実回答率:5%未満(100人中5名未満)
    • すべて同じ選択肢を選ぶパターン
    • 階段状回答パターン
    • 超高速回答パターン
  3. 単峰性:すべての段階評価設問(リッカート尺度)で単峰性分布を確認
STEP
設問種別ごとの分析
段階評価設問の分析
  • 「厳密な中央値」「平均値」などにより、回答分布を数値化することにより、折れ線グラフで全体を可視化します。
  • 設問それぞれの回答分布を踏まえて、設問間の関係生分析をします。これにより、本質的に対応すべき設問を特定します。
グラフ化する上で留意する事項
  • ひとつのセグメントに5名未満が該当するデータは作成しない
  • 回答者の安心感と分析精度のバランスを重視
  • 組織全体の傾向把握を最優先
自由記述の分析

テキストマイニングのソフトウェアを活用し、「文章校正」「特徴の抽出」「解釈とコメントの付与」をいたします。

自由記述を校正する際に留意する事項(ご要望による)
  • 明らかに個人を特定することが書かれた自由記述の匿名化や抹消
  • 可能な限り、文体の癖を取り除き、個人を特定できにくいようにする
  • 記入傾向を表にしたり、グラフ化したりすることで、自由記述を提供できない層に対しても、記入傾向がわかるようにする。

安価な分析環境による安価な提供価格の実現

 一般論として、統計分析環境を整えるためには、非常に高価なソフトウェアの導入が必要になります。当社では、オープンソースまたは低価格のソフトウェアを採用することで、クライアントへの提供価格を安価にできるよう努めています。

 なお、ソフトウェアが安価な理由は、自動車でいうと、オートマチック車ではなくマニュアル車になっているため、利用する側の技術・語学力が要求されるためであって、決して分析力が劣るわけではありません。

 分析についての詳細は、Webサイト上ではこれ以上提供できません。導入にご関心のある方は、お問い合わせいただければと存じます。