意欲の高い人が諦めずに活躍できる組織へ
ダイバーシティマネジメントが不可欠の時代に、
「女性活躍と仕事と家庭の両立支援」を優先的に取り組むべき理由
多様な人がともに職場で働くことが増え、性別、年齢、働き方、子育てや介護との両立、障がいの有無、国籍等、多様な事情や状況にある人を束ねていくマネジメント(ダイバーシティマネジメント)が求められています。中でも「女性活躍」と「仕事と家庭の両立」は、以下の理由から優先的に取り組むべき課題です。
- 多くの企業で女性の能力が十分に活かされておらず、最も大きな潜在力がある。
- 子育て・介護・病気との両立は男女問わず直面する課題だが、特に女性のキャリア継続に大きな影響を与えている。
- 男性の働く価値観も多様化しており、属性を問わず、子育て・介護・病気等と仕事の両立支援を進めていくことは、企業全体の採用と離職防止に有効である。
- これらの課題解決のノウハウは、多様な事情や状況にある人々が活躍できる環境づくり基盤となる。
女性の特性を理解した活躍支援とすべての人のための両立支援が
企業の持続的成長のカギ
両立支援制度の導入、女性活躍への取り組みといった新しい制度や取り組みは、時間も労力もかかります。これまでの会社・仕事最優先で働く男性を基準とした体制・やり方のままの方が効率がいいと思う企業もあるかもしれません。
しかし、少子高齢社会である今、男性でも女性でも、子育てや介護などの家庭と仕事の両立を模索する従業員が増えています。仕事に真剣な社員・能力の高い社員が力を発揮し続けられる環境づくりが、今求められているのです。
女性社員が本来持っている能力を十分に発揮できていない現状を早急に変えていくためカギは、性別をはじめとする属性の区別なく育成・支援することに加えて、女性のメンタリティや職場環境(女性社員が少ない、職務範囲や経験の幅が狭い、女性管理職が少ないなど)を踏まえた育成・支援です。また、育児・介護などのライフイベントと仕事の両立は、今や男女共通の課題となっています。企業の持続的成長には、一人ひとりがもてる能力を発揮できる環境づくりが不可欠なのです。
環境づくりにおいては、会社や管理職が社員・部下を慮って画一的な対応策を一方的に実行するのではなく、当事者にヒアリングしたり、職場で相談や話し合いをしながら、全員が自分ごととして進めていくことが大切です。多様化する価値観、働き方を尊重する組織を創ろうとするならば、会社や上司がやってくれないという受け身の社員を生み出すことなく、自分たちの手で一緒に作り上げいく、会社を存続させていく当事者を増やしていくことが不可欠です。
経営層もしくは人事担当者の方は、このようなことでお悩みではないですか?
- 女性活躍推進は会社方針となっているものの、管理職の意識が追いつかず困っている
- 女性活躍推進関連の計画は数字合わせで達成できる計画なので、実態が何も変わらない
- 「女性なんだからよろしく」と女性活躍推進担当に任命されて困惑している
- 会社が女性活躍を推進しようとすればするほど、女性のモチベーションが下がっていく
- 両立支援制度を使って続ける女性社員は増えたが、家庭優先で組織が停滞ぎみだ
- 管理職に女性社員の育成や両立支援の経験がなく、女性社員が育っていかない
女性社員もしくは両立社員は、このような悩みを抱えていませんか?
- 女性社員: ロールモデルが少なく将来像が描けない。キャリアアップと家庭の両立に不安がある。
- 両立中の社員: 復職したが両立がうまくいっておらず、仕事も子育ても中途半端。短時間勤務で周囲に迷惑をかけていて肩身がせまい。時間制約がある中でも成果を出したいが方法がわからない。
3つの支援プログラムの概要
女性の活躍を進めていくためには、経営トップのコミットメントと管理職による女性社員のキャリア支援・経験機会を拡大することが不可欠です。世界経済フォーラム(WEF)が公表している日本のジェンダーギャップ指数低迷の現状(男女格差の現状)のとおり、多くの組織では、長時間労働、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)、ロールモデルの不足、ライフイベントへの不安などから、女性社員が本来持っている能力を十分に発揮できていない現状があります。
当社は、女性活躍とキャリア開発に専門性があるキャリアコンサルタントが、3つのプログラム「経営層・管理職のダイバーシティマネジメントの実践支援プログラム」「両立支援・復職支援プログラム」「女性社員のキャリア開発プログラム」を提供しています。貴社の人材育成体系に沿った形で、最適なプログラムを設計・実施いたします。
- 経営層・管理職のダイバーシティマネジメント実践プログラム
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経営層から現場の管理職まで、多様性を受け入れ、一人ひとりの強みを最大限に引き出すマネジメント手法を習得いただきます。女性社員の特性や、育児・介護等と仕事を両立する社員への効果的な支援方法、公平な評価手法などを提供します。
- 女性社員のキャリア開発プログラム
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女性社員のキャリア意識やリーダーシップを育み、将来のリーダー・管理職候補を育成します。若手から中堅まで、それぞれのステージに適したプログラムで、自律的なキャリア形成を支援します。
- 両立支援・復職支援プログラム
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子育て・介護など、さまざまなライフイベントと仕事の両立をサポートし、キャリアの継続と成長を支援します。復職前後の集中的なサポートや、時間制約下での働き方の最適化など、実践的なプログラムを提供しています。
- 組織文化の変革:多様な働き方を認め合い、支え合う風土の醸成
- 組織全体の生産性向上:多様な視点を活かした意思決定や業務改善
- 企業イメージの向上:採用市場における競争力強化、優秀人材の獲得
- 優秀な人材の定着率向上:育休からの復職率の改善、全社での離職率の改善
- 女性管理職比率の向上:管理職候補層の充実、女性管理職比率の向上
- 両立社員の活躍促進:時間制約がある社員の評価向上、キャリア継続率の改善
当社の支援の特徴
- 人材育成の経験と実績
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上場企業の人材開発部門経験、中小企業での執行役員・管理職経験、人材育成・研修企画および講師実績、キャリアコンサルティング実績があるキャリアコンサルタントが、貴社の方針、人事制度等をヒアリングしたうえで、ご提案・支援をします。経営層、管理職、社員それぞれの立場を理解し、べき論ではなく、どうしたらよいかをともに考えます。
- 女性のライフステージ・メンタリティへの理解
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女性のライフステージの変化と悩み、社会環境・組織の変化に伴う女性に対する期待の変化と女性の受け止め・心理を、知識だけでなく、20~50代女性のキャリアコンサルティングおよびキャリア研修から経験的に理解しています。また、不妊症・不育症ピアサポーター(医療従事者等の養成研修修了)・保育士の知識や子育てとの両立経験もいかし、両立支援をします。
- 全体観をもった柔軟な支援
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人材育成体系等の制度づくりから始める支援はもちろん、個人のキャリアコンサルティング、集合研修(対面・オンライン可)等、部分から始めて数年かけてあるべき姿に近づけていく支援も、貴社の現状やご要望に合わせて柔軟に対応しています。いずれの支援であっても、全体観(最終ゴール、目指す姿)を貴社と共有して進めます。
当社のプログラムに適した企業
- 事業規模
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25名以上の企業
- 主な課題
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- ダイバーシティ推進を経営戦略として位置づけたが、実際の展開に課題を感じている企業
- 制度は整備したが、実際の活用や効果に課題を感じている企業
- ダイバーシティ推進・女性活躍支援に対する管理職の意識やスキルにばらつきがあると感じている企業
- 女性リーダー・管理職の育成・登用を強化したい企業
- 子育て等のライフイベントとの両立とキャリアアップを目指す社員を増やしていきたい企業
- 社内の女性社員ネットワークを活性化して、成長につなげたい企業